入力画像の確認ポイント
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アーチファクトを確認する方法
アーチファクトの例(モーション、磁化率)
□モーションアーチファクトの例
モーションアーチファクトは、被検者の体動によりもたらされ、画像がぼける原因となります。
また、位相エンコード方向に平行縞として現れることもあります。
この画像では、全体がぼけており、さらに画像に縞模様がみられます。
□磁化率アーチファクトの例
T1強調像上で、磁化率アーチファクトが出ている部分は白くなります。そのため、磁化率アーチファクトがでている領域が本来は灰白質であったとしても白質として誤認識されやすくなります。
□推奨例(参考)
灰白質抽出失敗例
□モーションアーチファクトの例
元画像(T1強調像)
灰白質抽出結果
モーションアーチファクトにより、画質が悪くなっているため、灰白質が正常に抽出されていません。
(この例では脳脊髄液を灰白質と誤認識しています)
□磁化率アーチファクトの例
元画像(T1強調像)
灰白質抽出結果
元のT1強調像上で磁化率アーチファクトが出ている部分が白くなっているため、
灰白質抽出結果で白質と誤認識されています。
(灰白質部分が抜けるため萎縮と評価され、アーチファクトの部分のZスコアが高くなります)

<参考>「留意すべき画像事例紹介」の磁化率アーチファクトの影響が考えられる例に、類似画像での失敗事例を掲載しています

※画像の無断転載を堅く禁じます